メモリーツリーで環境〔No.1〕環境工学における用語に関する・・・設問をマスターしよう!
一級建築士を受験する人を応援しています。
一級建築士の学科Ⅱの環境・設備は、いわゆる”当たり”、”ハズレ”のある科目と言えるでしょう。
この11年、学科単位で比較した場合、合格基準点の調整があったのは、学科ⅠとⅡです。
合格基準点の調整があり難易度が高く足切りに掛かった場合、ハズレといえます。
学科Ⅱは平成27年と令和2年の2回、難易度が高いという理由で足切り基準点が10点となっています。
そんな中でも基準点をクリアして合格するためには、確実に得点を積み重ねなければいけません。
設問は、毎年同じです。 光、音、温熱、色彩で分類してみました。
””〔No.1〕環境工学における用語に関する次の記述のうち最も不適当ものはどれか。””で
11年間同じで設問であることに気づいていましたか?
設問をしっかり読み何を問われているか考えることで出そうな問題の対策も立てられます。
”メモリーツリー” を利用して傾向をつかんでください!
今回の”メモリーツリー”でわかること
ポイント
・過去問どうしで同一問題が見つけることができる
・光・音・温熱・色彩で分類分けしているので傾向を見つけることができる。
・重要用語を青太字にしているので暗記対策に活用できる。
出そうな問題を自ら予想するなどの活用法もあります。
第1問目になります!色々な活用をして、幸先よく解答してください!
☞メモリーツリーは、こちらをクリックしてください。【環・設】1環境工学における用語
対策と分析
よく出ている用語は優先して覚えましょう。
過去11年で2回以上でてきた用語
カクテルパーティー効果[R3,H26] 音
PMV [R3,H26] 温熱
色温度[R2,H26] 光
※色度[H29]
実効放射(夜間放射)[R5,R2,H26] 温熱
プルキンエ現象[R元,H28] 光
作用温度(OT)[R元,H27] 温熱
輝度[H30,H25] 光
過去11年で同じ用語が7題(肢)とかなりの頻度で出題されています。
集中して押さえてましょう。
参考 過去11年の分野別出題数
1位 温熱18題(肢)
2位 光13題(肢)
3位 音11題(肢)
4位 色彩2題(肢)
温熱、光が比較的多く出題されています。
迷った時には・・・・
過去10年間で不適当な選択肢では
■分野別
光6題(肢) 温熱3題(肢) 色彩2題(肢) 音なし
■回答番号別
比較的 1、2で❌が多い・・・・R4 ,5当てはまらず
■その他
同じ年で、同じ分野・分類があればどちらかが❌・・・R4当てはまる,R5当てはまらず
などが分析できます。
近年の出題から
令和4年
〔No. 1 〕 環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.日照図表は、周辺の建築物によって対象点への直射日光が遮られるかどうかを検討するものであり、緯度ごと、また、冬至の日などの季日ごとに描かれる。
答 ○ [光:日照]
2.外皮平均熱貫流率(UA値)は、断熱性能を示す指数で、建築物の内部から屋根や壁、床、開口 部等を通過して外部へ逃げる「単位温度差当たりの外皮総熱損失量」を「外皮総面積」で除した値である。
答 ○ [温熱]
3.ブーミング現象は、低い周波数領域になるほど、また、室の寸法が小さいほど、固有周波数密度が疎になるので起こりやすい。
答 ○ 低音域で起こりやすい。特定の周波数の音がよく響き、音がする現象のこと [音]
4.空気寿命が一定の条件では、空気齢が小さいほど、室内のある点で発生した汚染質が排気口に至るまでの時間は短くなる。
答 ❌ [温熱]
まとめ
1 環境の1問目は、環境工学の用語に関する問題が出題されている。
2 用語は、光、温熱、色からまんべんなく出題されている。
3 温熱から出題されることが多く、光からの出題は不適当が多い。
ドラゴン桜 格言
メモリーツリーは、漫画『ドラゴン桜 7巻 64限目』で紹介された「関連付け」と「強調」で鎖のように連結させてグループで覚えて理解度を深めようというものです。ここではドラゴン桜のエピソードを紹介していきます。
8限目 漫画でによる攻略・・・○○○漫画を使って勉強しろ‼︎・・・
古典が苦手な矢島と水野に、古典漫画を15分で読み、内容を10分で200字以内にまとめ特訓をしています。
建築系の漫画、イラストがたくさん入った解説本はけっこうありますので活用しましょう。