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【一級建築士】メモリーツリーで暗記 施工16 金属・ガラス工事

1 毎年、出題されている”金属工事、ガラス工事”はメモリーツリーで過去問をマスター

一級建築士の受験生の応援のために”メモリーツリー”を作成しています。

施工の躯体関連の杭、鉄筋、型枠、コンクリートは他の科目とかぶるところもあり、受験対策の序盤で学習するので

それなりに力を入れて得点を積み重ねられる目処が立っているのではないでしょうか!

仕上関連の出題(いわゆるNo.15以降の問題)は、実務ではあまり使用しない用語が多く覚えるのに手こずっている。

学習が終盤で試験までの日数がなくなりしっかりとした対策ができずに本試験を迎えることになってしまいませんか?

おそらく原因は、テキストや参考書の内容と過去に出題された範囲がフィットしていないからだと感じています。

そこで、過去10年間のNo.18の問題を並べ、重要用語で”メモリーツリー”を作成しました。

過去問から出題の傾向と内容がわかります。

類似問題とされている問題も、あやふやな数字を覚えていては試験の時に役に立ちません。

過去問を並べることで、出題者がどこをポイントにしているか見えてくるものがあります。

”メモリーツリー”を活用して得点をゲットして下さい!

■学科Ⅴ 施工 No.18   工事別出題の分析と不適当な選択肢 一覧

 R5R4R3R2R元H30H29H28H27H26H25
金属軽鉄軽鉄ガラス軽鉄軽鉄軽鉄金属ガラスガラスガラス
軽鉄❌軽鉄❌軽鉄❌軽鉄❌軽鉄❌ガラス軽鉄❌建具ガラス❌ガラスガラス
ガラスガラスガラス軽鉄金属軽鉄❌ガラスガラスガラスガラスガラス
ガラスガラスガラス金属ガラスガラスガラスガラス❌ガラスガラス❌ガラス❌

 メモリーツリー;施工 金属工事及びガラス工事
ポイント

ポイント

1)H28からは、軽鉄、ガラス、金属で出題されながら、軽鉄の出題が多い傾向にあります。”最も不適当なもの”も7年連続で軽量鉄骨下地からになっています。

2)H27年以前はガラスだけで出題されていましたが、軽鉄の比重が高くなった傾向にあります。

3)H29年以降は軽鉄が、不適当な選択肢になっています。

4)特定天井の出題は、ここからは出題されていません。

5)金属からは”鋼製の手すり”の「防錆対策」「熱膨張による部材伸縮の対策」の出題です。

☞メモリーツリーはこちらをクリックして下さい。【施工16金属工事及びガラス工事】

 

2 一問一答 正誤問題 ○🙅 やってみよう!

こちらをクリックして下さい。一問一答 正誤問題 施工16金属工事、ガラス工事

施工 〔No.18〕で出題される金属工事、ガラス工事の一問一答 25問あります。(解説付き)

3 傾向と対策

ポイント

1)金属工事に軽量鉄骨下地(軽鉄)が入ります。ここ最近は軽鉄からの出題が多く、不適当な選択肢にもなっています。R4年は「軽量鉄骨天井下地の野縁のはね出し寸法」が初めて出題され、”最も不適当なもの”でした。

2)金属工事の軽量鉄骨下地は開口周りの補強についても出題されやすい事項なので押さえておきましょう。

3)ガラス工事ではグレイジングガスケット構法がよく出題されています。

水の侵入の許容によりセッティングブロックの有無を問われるので整理して覚えましょう。

近年の出題から

令和4年

〔No.18〕      金属工事及びガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.軽量鉄骨壁下地において、床ランナー下端から上部ランナー上端までの高さが 2,700   mmの壁下地に設ける振れ止めについては、床ランナー下端から  1,200   mmの位置に設け、床ランナー下端から 2,400 mmの位置は省略した。

    答 ○

2.軽量鉄骨天井下地において、野縁については、野縁受から180mmはね出した。

    答 ❌

3.ガラス工事において、アルミニウム製の引違い戸の単板ガラスのはめ込みには、グレイジングチャンネルを使用した。

    答 ○

4.ガラス工事において、ガラスが破損すると破片が落下する危険性が高いトップライトには、合わせガラスを使用した。

    答 ○ 

令和3年

〔No.18〕 金属工事及びガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1 .軽量鉄骨壁下地において、スタッドの間隔については、特記がなかったので、ボード 2 枚張りとする箇所を 450 mm程度、ボード 1 枚張りとする箇所を 300 mm程度とした。

答 ○

2 .軽量鉄骨天井下地において、野縁及び野縁受は、特記がなかったので、屋内を 25 形、屋外を19 形とした。

答 ❌

3 .外部に面する網入り板ガラスの「下辺小口」及び「縦小口下端から 1/4の高さまでの部分」には、ガラス用防錆塗料を用いて防錆処置を行った。

答 ○

4 .ガラスブロック積み工法において、伸縮調整目地については、特記がなかったので、 6 m以内ごとに幅 20 mm程度のものを設けた。

答 ○

まとめ

ここ3年は軽量鉄骨下地から不適当な選択肢となっているの重点的にチェックしましょう。

過去には、ガラス工事が集中して出題されているので過去問からの取りこぼしがないように反復学習を行いましょう。

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