1 メモリーツリーで施工に出てくる設備工事の過去問をマスターしよう!!
一級建築士の受験生のために少しでも参考になればと”メモリーツリー”を作成しています。
一級建築士の試験では学科Ⅱ はズバリ!科目そのものが設備・環境になっています。学科Ⅲ 法規でも〔No.10〕あたりが建築設備に関する・・・問題となっています。
3つの科目で設備関連の問題が出題されています。
今回は、学科Ⅴ 施工〔No.20〕でよく出題される設問
『設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。』を中心に過去問をまとめ”メモリーツリー”を作成しました。
学習の参考にして下さい。
メモリーツリー;施工 設備工事に関する
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2 一問一答 正誤問題 🙆♂️🙅♂️ やってみよう!
※ 設備工事に関する一問一答の問題が25問あります。(解説付き)
3 傾向と対策
ポイント
1 数値の問題は、勾配、埋設深さ、離隔距離の出題が多い傾向にあります。
令和4年は、給水管の水圧試験、保護設備における板状接地極の接地深さ、距離が出題されています。
2 施工の合否を判断する”試験/検査”の出題が比較的多いです。
3 防災に関する設備工事としての出題、エレベーター、エスカレーターの出題もあるので類似問題として押さえておきましょう。
近年の出題から
令和4年
〔No.20〕 設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.現場における給水管の水圧試験については、保持時間が 60 分であることを確認した。
答 ○
2.一般配管用ステンレス鋼鋼管を用いた冷温水用の立て管については、最下階の床で固定し、各階に 1 か所ずつ管の収縮を妨げないように形鋼振れ止め支持を設けた。
答 ○
3.電気設備工事における二重天井内のケーブル配線については、ケーブルによる荷重が過度とな らないことを確認したうえで、ケーブルの支持間隔が 2 m以下になるように、天井吊ボルト及び天井下地材にバンド等を用いて固定した。
答 ○
4.雷保護設備における板状接地極については、地表面下 1.5mの深さに埋設し、ガス管から0.75 m離隔した。
答 ❌ 接地極又は埋設地線は、地表面から0.5m以深にする。ガス管からなるべく1.5m以上離す。
令和3年
〔No.20〕
設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 .鉄筋コンクリートの躯体に埋設する合成樹脂製可とう電線管(PF管)について、壁付きでない 梁の横断配管は、多数の管をまとめて横断させないようにするとともに、柱際から梁せい寸法以内の範囲での横断を避けた。
答 ❌
2 .蒸気給気管の配管については、先上り管勾配を 1/250、先下り管勾配を 1/80とした。
答 ○
3 .電気設備工事において、鋼製ケーブルラックの水平支持間隔を 2 m以内とし、直線部と直線部以外との接続部では、接続部に近い箇所及びケーブルラック端部に近い箇所で支持した。
答 ○
4 .屋外で雨水排水横主管と汚水排水横主管とを接続するに当たり、接続する部分に設ける排水ますのほかに、雨水排水横主管にトラップますを設けた。
答 ○