1 メモリーツリーで各種工事(融合問題)を攻略する 過去問で”あたり”をつける
一級建築士受験生を応援するために”メモリーツリー”を作成しました。
学科Ⅴ 施工〔No.21〕でよく出題される設問、
『各種(部)工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。』
に該当する過去問を出題年ごとに並べ、工事(種)を記載し、重要用語でメモリーツリーを作成しています。
各種工事は、融合問題でどの範囲か出てるかわからないからという理由で対策しないのと、
”この工事(種)がよく出ているな!ここは押さえておこう”とのぞむのとでは
試験当日の心構えがかわってきます。
よく眺めて、出題傾向を掴んでください。
メモリーツリー;施工 各種工事
☞メモリーツリーはこちらをクリックして下さい。拡大、ダウンロードできます。【施工 19 各種工事
2 一問一答 正誤問題 ○ ❎やってみよう!
施工の各種工事の一問一答が25問あります。
すきま時間で理解度を確認しましょう。
3 傾向と対策
ポイント
1 各種工事に関すると設問にある通り杭工事から設備工事まで幅広く出題されています。
2 各種工事に関する・・・設問としては、令和2年は出題がなかった。(設備工事が2問出ています)
3 屋根、屋上まわりに関連した問題、石工事に関連するシーリング、防火区画での層間塞ぎを工種を変えて1.6mmの鋼板を取り付けるなど工事を特定しないような傾向にあります。
近年の出題から
令和4年
〔No.21〕 5 階建ての建築物における各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.呼び径 150 の耐火二層管の横走り配管工事において、吊り金物による吊り間隔を 1.5 m以下とした。
答 ○
2.とい工事において、硬質ポリ塩化ビニル管を用いた屋外の「たてどい」のとい受け金物については、特記がなかったので、 3 m間隔となるように取り付けた。
答 ❌
3.軽量鉄骨壁下地において、コンクリートスラブへのランナーの取付けについては、打込みピンによる固定とし、その間隔については、900 mm程度とした。
答 ○
4.横引き配管等の耐震対策において、最上階のケーブルラックについては、耐震クラスSに対応する必要があったので、 6 m以内の間隔でSA種の耐震支持を行った。
答 ○
令和3年
〔No.21〕 各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.銅板葺屋根に取り付ける軒樋については、耐候性を考慮して、銅との電位差が大きい溶融亜鉛めっき鋼板製のものとした。
答 ❌
2.防火区画の壁を貫通するダクトにおいて、防火区画に近接して防火ダンパーを設けるに当たり、当該防火ダンパーと当該防火区画との間のダクトは、厚さ 6 mmの鉄板で造られたものとした。
答 ○
3.金属板による折板葺において、タイトフレームと受け梁との接合については、風による繰返し荷重による緩みを防止するため、ボルト接合とせずにすみ肉溶接とした。
答 ○
4.軽量鉄骨間仕切壁内に配管する合成樹脂製可とう電線管(PF管)については、バインド線を用いて支持し、その支持間隔を 1.5 m以下とした。
答 ○