1 メモリーツリー
こんにちはLeeといいます。
建築士の試験は、5科目ありますがそれぞれの科目で”コンクリート、鉄骨、鉄筋”など類似する項目があります。
科目ごとにポイントが違うため膨大な量の知識が必要になります。
そういう時に”メモリーツリー”はたいへん有効です。
”メモリーツリー”は、ドラゴン桜で紹介された方法で、記憶力、創造力、集中力が高まります。
実際に作成してみると情報の整理ができる感覚が実感できるはずです。
また、ドラゴン桜では”メモリーツリー”を『スクラム勉強法』として生徒が分担して作成したものを
みんなで共有することにより学力アップをはかることを紹介しています。
”メモリーツリー”を覚えやすいようにさらにアレンジして使用してください。
メモリーツリー;施工 コンクリート工事
☞メモリーツリーはこちらをクリックして下さい。施工8コンクリート工事R5
☞メモリーツリーはこちらをクリックしてください!施工8コンクリート工事2
2.一問一答 正誤問題○×やってみよう
☞こちらをクリックして利用してください。一問一答 正誤問題 施工8コンクリート工事
※A4にコピーして利用してください
施工 コンクリート工事 25問 解説付きであります。
3.傾向と対策
ポイント
1.コンクリートは、管理項目(チェック項目)が多く、定期的に改訂が行われるため記憶のアップデートが必要です。
2.受け入れ検査時の合格基準をより実務に即した形で出題している傾向があります
過去問の”不適当なもの”を確認する!
練混ぜから打込み終了までの時間 [R3、H28、H26❌]
外気温が 25°C未満 ・・・・ 原則として、120分
外気温が 25°C以上 ・・・・原則として、90分
高強度コンクリート・・・・原則として、120分;高強度Con、高流動Conは、高性能AE減水剤を用いるので凝縮時間を長くできる。
打重ね時間の限度 [R元❌、H26❌]
コールドジョイントが生じない範囲で、先に打ち込んだコンクリートの再振動可能時間以内
外気温が 25°C未満・・・原則として、150分
外気温が 25°C以上・・・原則として、120分
コンクリートの締固め[R3❌、H29]
公称棒径 45 mmのコンクリート用棒形振動機・・・打込み層ごとに行い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔を 60cm以下
型枠振動機及び木槌などを併用する。
調合管理強度について[R2❌、H30]
発注時;コンクリートの種類(普通・高強度・軽量・流動化など)、呼び強度、スランプまたはスランプフロー、粗骨材の最大寸法、セメントの種類(ポルトランド、早強、高炉など)
呼び強度(調合管理強度以上)=品質基準強度+構造体強度補正値・・・・呼び強度を保証する材令は、原則として28日とする。
メモ
コンクリートの打込みから材齢 28 日までの期間の予想平均気温
0~8 ℃未満; 構造体強度補正値→6N/mm2
8℃以上;構造体強度補正値→3N/mm2
・構造体コンクリート強度の検査において、標準養生による3個の供試体の材齢 28日における圧縮強度の平均値がコンクリートの調合管理強度以上であったので、合格とした。・・・🙆[H27]
近年の出題から
令和4年
〔No.11〕 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.調合管理強度が 27 N/mm2の普通コンクリートを使用した流動化コンクリートにおいて、ベースコンクリートのスランプを 15 cm、流動化コンクリートのスランプを 21 cmとした。
答 ○
2.寒中コンクリートにおいて、コンクリートの荷卸し時にコンクリート温度が 10 ℃以上 20 ℃未満となるように、練混ぜ水を 40 ℃に加熱して使用した。
答 ○
3.コンクリートポンプによるコンクリートの圧送において、打ち込むコンクリートの品質変化を 防止するために、コンクリートの圧送前に富調合のモルタルを圧送した。
答 ○
4.床スラブ上面の均しについては、プラスチック収縮ひび割れの発生を防止するために、コンク リートの凝結完了後に、速やかにタンピングを行った。
答 ❌
令和3年
No.11 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ18 cmに対して、5 cm であったので許容した。
答 ○
2 鋼管充填コンクリートの落し込み工法において、できる限りコンクリートの分離が生じないように、打込み当初のコンクリートの自由落下高さを 1 m以内とした。
答 ○
3 設計基準強度 60 N/mm2の高強度コンクリートの打込みにおいて、高性能AE減水剤を使用しているので、外気温にかかわらず、練混ぜから打込み終了までの時間の限度を 120 分とした。
答 ○
4 コンクリートの締固めについては、公称棒径 45 mmのコンクリート用棒形振動機のほかに、型枠振動機及び木槌を併用したので、棒形振動機の挿入間隔を 80 cm程度とした。
答 ❌
まとめ
高強度コンクリート関連で、スランプフロー、高性能AE減水剤に関連した問題が多くなっています。実務に即した、受入れ検査の内容、打重ね時間の目安、練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、”不適当なもの”でよく出題されています。
気温に関連する問題で、①打重ね時間の目安(25℃)、②練混ぜから打込み終了までの時間の限度(25℃)、③養生方法(20℃)、④構造体強度補正値(8℃)などありますので混同しないように整理して覚えましょう。
過去に出題された内容の論点を変えたり、正しい記述で出題された問題を不適当な記述にした問題が増えています。メモリーツリーで関連する問題を比較しながら相違点をチェックしてください。
ドラゴン桜 格言
基礎がしっかりすれば点数がついてくる
自分が長い夏の間
迷うことなく
前へ進んでいると
安心できるのが大切なので
ドラゴン桜 8巻 76時限目
夏休み前は、自分で具体的な目標を決めて積み上げを行う。
迷って、不安になった時はマーキングしておき戻って、別の方法を試す”自分の足跡がわかる勉強をする”を進める