メモリーツリー 施工 耐震改修を整理して覚える
一級建築士の取得を応援するためにメモリーツリーを作成しました。
”メモリーツリー”は『関連付け』と『協調』で暗記しやすくするツールです。
過去問と重要用語を紐付けしているのでよく出る用語が見つけることができます。
今回の単元、耐震改修の問題では
ポイント
ポイント
① あと施工アンカー
② 後打ち壁の増設
③ 耐震改修の工法・・・
・枠付き鉄骨ブレースの設置工事
・溶接金網巻き工法による柱補強工事
・鋼板巻き工法による柱補強工事
がよく出題されていますので、関連付けてしっかり覚えてください。
メモリーツリー;施工 耐震改修工事に関する
☞メモリーツリーはこちらをクリックして下さい。【施工13耐震改修工事R5】
2 一問一答 正誤問題⭕️❌をやってみよう
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25問あります、解説付きです。
3 傾向と対策
ポイント
1 例年、改修工事の分野で
①構造体の耐震改修に関連する
②仕上げ[外装、内装、防水等]改修に関する
問題が2問出題されています。
2 ①構造体の耐震改修(主に躯体の補強)出題では、
1)耐震改修の工法
・水平耐力を増加させる(強度補強)
・靭性を向上させる(靭性型補強)
・作用する地震力を低減させる(免震・制震構造化)
・生ずる応力の集中を回避する(応力分散)
2)後打ち躯体(増設)の施工方法
3)あと施工アンカー
あと施工アンカーは、施工にあたって削孔時に鉄筋に当たった時の対応(必要な深さの判断)、施工時の体の向き、高所作業への対応、コンクリートの劣化等への対応等の技術判断を要求されるため出題頻度が増加しています。
・金属系アンカー
設計では有効埋め込み深さ、施工には埋め込み深さが用いられる
・接着系アンカー
埋め込み深さと削孔深さは同じ
についての出題が多い傾向にあります。
近年の出題から
令和4年
〔No.22〕 鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.接着系アンカーの施工において、特記がなかったので、アンカー筋に打撃や衝撃を与えず、かつ、回転しないように、マーキング位置まで埋め込むことにより固着させた。
答 ❌
2.金属系アンカーの施工において、締付け方式のアンカーの固着状況については、特記がなかっ たので、締付け作業後、目視検査及び打音試験により全数確認した。
答 ○
3.金属系アンカーの施工後の現場非破壊試験において、引張試験を行うための確認試験荷重については、特記がなかったので、計算で得られた、「アンカーの鋼材による引張荷重」又は「コンクリート破壊による引張荷重」の小さいほうの 2/3程度の値とした。
答 ○
4.接着系アンカーの施工後の確認試験において、引張試験に不合格となったロットについては、特記がなかったので、当該ロットの残り全てのアンカーに対して、試験を行った。
答 ○
令和3年
No.22 耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.既存柱と壁との接合部に耐震スリットを新設する工事において、既存の壁の切断に用いる機器を固定する「あと施工アンカー」については、柱や梁への打込みを避け、垂れ壁や腰壁に打ち込んだ。
答 ○
2.あと施工アンカー施工後の確認試験については、特記がなかったので、引張試験機による引張試験とし、 1 日に施工された「あと施工アンカー」の径及び仕様ごとにロットを構成した。
答 ○
3.鉄筋コンクリートの増打ち耐震壁の増設工事において、増設壁の鉄筋の既存柱への定着は、既存柱を斫って露出させた柱主筋に、増設壁の鉄筋端部を 135 度に折り曲げたフックをかけた。
答 ○
4.金属系アンカーの「あと施工アンカー工事」において、特記がなかったので、打込み方式のアンカーは所定の位置まで打ち込むことにより固着させ、締付け方式のアンカーはナット回転法で締め付けることにより固着させた。
答 ×
まとめ
テキスト、参考書では5ページ程度しかありませんが、例年2題出題されています。
①耐震改修[躯体関連]、②改修工事[仕上関連;外壁、内装、防水]分類されているので整理しましょう。
過去問からよく出る用語を見つけることができます。関連する内容を紐付けて覚えましょう。
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