1 過去問を活用したメモリーツリで高齢者、障害者の利用に配慮した計画の問題をマスターしよう
こんにちは、一級建築士を受験する方を応援するため"メモリーツリー"を作成しました。
学科Ⅰ 計画 No.9あたりでよく出題される”高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画”の設問で過去問をまとめています。また、重要な用語で"メモリーツリー"を作成しています。
学生時代ににならう単元の教科書、一級建築士のテキストおよび問題集に”高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画”としてまとめているものは、なかなか見当たりません。
過去問をまとめることによって”高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画”の設問が切り口を変えながら、建物用途(ホテル、公民館、劇場など)、施設・設備(出入口、エレベーター、階段、傾斜路など)を中心に関連した出題がされていることがわかります。
過去問と、"メモリーツリー"をうまく活用しながら重要な用語を整理してマスターしてください。
2 傾向と対策
傾向
1 トイレに関する問題(オストメイト、車いす利用、オムツ交換台など)は、使い勝手、各所の寸法の出題が多くなっています。
2 令和2、3年は、図より傾斜路、階段の寸法を問う出題がされています。日頃より図にしながら覚えることも対策の一つになります。
3 エレベーターからの出題も多いです、ボタンの配列、カゴの寸法等をマスターしましょう。
対策;近年の出題から
令和4年
〔No. 9 〕 高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはど れか。
- 1.市庁舎の総合案内所において、ハイカウンターとローカウンターを併設し、視覚障害者誘導用ブロックをローカウンターに向かって敷設した。
- 答 ❌
- 2.病院のサインの計画において、サインプレートを部門ごとに色分けし、色の違いだけに頼った情報伝達となっていないか、サイン案をそれぞれ白黒コピーして判別性を確認した。
- 答 ○
- 3.コンビニエンスストアにおいて、両側に商品棚のある通路の有効幅を 120 cmとし、レジ前には 150 cm×150 cmの車椅子の転回スペースを設けた。
- 答 ○
- 4.大規模量販店において、車椅子使用者用便房(大型ベッド付き)を男女が共用できる位置に設け、それとは別に、男女それぞれの便所内にオストメイト用設備を有する便房と乳幼児用設備を有 する便房を分散配置した。
- 答 ○