メモリーツリーを活用して まちづくり・都市計画に関する過去問をマスターしよう!
こんにちは、一級建築士を受験する方を応援するため過去問を並べて"メモリーツリー”を作成しました。
学科Ⅰ 計画 No.11 では、例年まちづくり、都市計画に関する問題が出ています。
聞き慣れない用語や都市が出題され、いわゆるあたりハズレのある問題といえます。
その中で"いかに得点につなげていくか"が合否に分かれ目になります。
”不適当なもの”には①過去問からの類似問題②他から消去法による③あきらかに不適当とわかる等の判断方法あります。
過去問をしっかりマスターことで”不適当なもの”の選択肢が限定され、より正解へとつなげることができます。
”メモリーツリー”を活用して得点アップを目指してください!
☞メモリーツリーはこちらをクリックしてください。拡大、ダウンロードできます。【計画14 まちづくり・都市計画】
2 傾向と対策
傾向
1 過去4年は、都市名とまちづくり/都市計画の内容を結びつけた出題となっています。
2 各法律、建築基準法/文化財保護法/都市計画法/都市緑地法から用語の解説を問う出題が出ています。
3 カタカナ、アルファベットの頭文字による略語の解説の出題もあります。
対策; 過去の出題から
令和4年
〔No.11〕 まちづくりや都市の再生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 1.松山市道後温泉本館周辺地区(愛媛県)は、シンボル性・公共性が高い歴史的建築物の周辺を、道路の付け替えを行うことで歩行者のための空間とし、軌道で使われていた手加工の敷石を舗装に再利用することで歴史的建築物と調和した景観づくりが行われた。
- 答 ○ 道後温泉本館周辺地区 出典;国土交通省HP
- 2.最上郡金山町金山地区(山形県)は、町の基幹産業である木材を活用した住宅の表彰制度や、建築物の屋根や外壁に関する景観条例の制定、教育施設等の公共施設の建て替え、歴史的建築物の改修による景観づくりが行われた。
- 答 ○
- 3.クリチバ(Curitiba、ブラジル)は、バスを優先する幹線道路と、その両側に平行する支線道路等、道路の構造を都市計画的に再編し、連結されたバス車両や、プラットホームのある停留所による交通システムが構築された。
- 答 ○ クリチバ 出典;全国市長会 日本交通政策研究会 研究発表会資料
- 4.ハイライン(New York、アメリカ)は、建築物の高密化と老朽化に伴いスラム化した市街地において、建築物を減築し、病院を図書館へ改築するなどの文化施設の整備により都市再生が行われた。
- 答 ❌ ハイライン 出典;Wiki
令和3年
〔No.11〕 都市開発やまちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 1.北海道札幌市では、都市再生特別地区の指定により、建築物の形態意匠の制限の他、建築物の 高さの最高限度や敷地面積の最低限度を定めることで市街地の良好な景観形成に取り組んでいる。
- 答 ❌
- 2.富山県富山市では、レジリエンス戦略を策定し、自然災害による大きな被害や少子高齢化等の社会構造の変化に直面しても、速やかに復興し、さらに成長する能力や強靭さを有する都市づくりに取り組んでいる。
- 答 ○
3.香川県高松市では、タウンマネジメント・プログラムにより、第三セクターを設立し、地域住民や事業者、地権者を主体としたまちづくりが実践されている。
答 ○
4.福岡県北九州市では、民間自立型による家守事業者の設立や定期的なリノベーションスクールの開催により、遊休不動産を活用した「リノベーションまちづくり」が実践されている。