1 メモリーツリーを活用して、各部の計画/寸法に関する過去問をマスターしよう!
一級建築士の受験を応援するために”メモリーツリー”を作成しました。
学科Ⅰ 計画 No.8あたりで出題される各部の計画、寸法の設問をまとめています。
過去問を並べてありますので、出題された年、よく出る問題が一覧で確認することができます。
出題者の方が、どういう点を確認したいのか分析に役立ててください。
普段の生活に直結した寸法を問われているので、生活の中で寸法を意識してディテールの感覚を磨いていくことも、得点アップに大切です。
☞メモリーツリーはこちらをクリックしてください。【計画】各部の計画/寸法
2 傾向と対策
傾向
1 トイレの各種寸法 (小便器の心々、洗面器の相互中心間隔、オムツ交換台の高さ)がよく出題されています。
2 体育館(バスケット、テニス)の各種寸法が定期的に出題されています。
3 駐車場に関連する寸法(所要駐車面積、自走式の通路の勾配、通路の幅員)がよく出題されています。
対策 近年の出題から
令和4年
〔No. 8 〕 建築物の各部の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.総合病院の改修計画において、一般病床の床面積が内法 15 m2の 2 床室を、小児専用の 4 床室とした。
答 ❌
2.市民ホールに設ける 300 席の小ホールの計画において、車椅子使用者用を含めて客席配置の自由度を高めるため、平土間形式とした。
答 ○
3.小学校の計画において、低学年の普通教室(35 人)の平面形状は、情報端末や教科書等の教材の使用に配慮した机等のサイズ拡大を考慮し、流し台を含めて 9 m ×9 mとした。
答 ○
4.ホテルの計画において、車椅子使用者用客室の出入口には、有効幅員が 80 cmの引戸を採用し、取っ手側に幅 45 cmの接近できるスペースを設けた。
答 ○
令和3年
〔No. 8 〕 建築物の各部の高さに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.百貨店のトイレ・洗面所の計画において、乳幼児用おむつ交換台の高さを、50 cmとした。
答 ❌
2.庁舎の車椅子使用者用トイレの計画において、ドアを開閉するための押しボタンスイッチの高さを、110cmとした。
答 ○
3.ホテルのフロントカウンターの計画において、一般用の高さを 100 cmとし、車椅子使用者用の高さを 70 cmとした。
答 ○
4.事務所ビルの事務室の計画において、椅子に座ったときの視界を遮るためのパーティションの高さを、120 cmとした。
答 ○