一級建築士のこと、東京生活のこと

一級建築士 計画

【一級建築士】 メモリーツリーで暗記 計画18 〔No.1〕の対策

 1 メモリーツリーで計画〔No.1〕用語(政策、トレンド)、技術者の倫理の対策 過去問を分析して攻略しよう

こんにちは、一級建築士の受験生を応援するために学科Ⅰ 計画〔No.1〕の過去問で"メモリーツリー"を作成しました。

学科Ⅰ 計画〔No.1〕は、試験の最初に出てくる問題になります。簡単に解ければ幸先よく解答を進めていけますが、知らない内容であれば気になってその後の解答にも影響が出かねません。

また、計画は、難易度が高い年もあり、初出題が多い科目です。その中で〔No.1〕は初出題の用語がよく出題されています。過去問を確認すると①国土交通省の政策、ガイドラインなどトレンド用語から出題されているパターンと②技術者の倫理等、職責・業務について出題されているパターンがわかります。年ごとで①と②が交互に出題されている傾向がありましたが令和4年は①と②の融合問題になっています。

過去問を並べて、重要な用語を"メモリーツリー"で紐付けすることで、分析できることがあります。分析することで、学習対策は国の方針や政策について関心を持とう、法規の建築士法は暗記も意識しつつ進めようなど検討できます。

""過去問メモリーツリー""を利用して、得点につなげてください。

☞メモリーツリーはこちらをクリックして下さい。

2 傾向と対策

 傾向

 1 用語は国の政策、ガイドラインを反映した出題が増えています。日頃より新聞、TV、各省庁(国土交通省、内閣府、経済産業省など)のホームページから情報収集をするアンテナを張りましょう。

  例;2050年までのカーボンニ ュートラルの実現のため、SDGs、ZEB、スマートシティ

 2 平成30年より以前は、〔No.1〕の設問は、技術者の倫理等、建築士の職責・業務等についての出題が主でした。近年は建築士法から技術者の倫理についての確認する出題がされています。法令集が利用できない科目なので正誤の判断はできる程度の暗記をしておきましょう。

 3 過去に融合問題で出題された用語が出題されていることがあるので、過去問を幅広く確認しましょう。

   ソシオペタル・・[R元 計画 1−3] [H26 計画 7]

   ZEB ・・・・・[R3計画 1][H25環境設備 20][ZEH;H29 環境設備 20]

対策 近年の出題から

  令和4年

 〔No. 〕    次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 1.建築士は、他人の求めに応じ報酬を得て、建築物の建築に関する法令に基づく手続きの代理を行う場合、建築士事務所に所属する必要がある。

   答 ○  士法23条1項

 2.建築士は、設計契約を結んだ委任者に対し、法律に定められていない内容であっても、建築士として一般的に要求されるだけの注意を尽くす義務がある。

   答 ○ 建築基準法1条(目的) 

 3.建築基準法は、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、公共の福祉の増進に資することを目的として、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する平均的な基準を定めている。

   答 ❌  ・・・最低の基準   建築基準法1条(目的)

 4.我が国において 2050 年までのカーボンニュートラルの実現のために、建築物においては、省エネルギー性能の確保や向上への取り組み、また、再生可能エネルギーの導入拡大等が求められている。

    答 ○     2050年カーボンニュートラルの実現に向けた検討   出典;経済産業省HP

令和3年

 〔No. 〕    次の用語に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 1.SDGsは、誰一人取り残さない、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の 17 の開発目標からなり、その目標の一つに「持続可能な都市」がある。

   答 ○ SDGsってなんだろう  出典;ユニセフHP

 2.QOLは、近年、生活の質的向上を目指そうとする気運の高まりとともに、建築計画において も、医療福祉等の分野で重要性が増している。

   答 ○  QOL(クオリティ・オブ・ライフ)  出典;(c) 国立研究開発法人国立がん研究センター

 3.ZEBは、資源の有効な利用を確保する観点から、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)によって定められた分別解体及び再資源化等の実施義務の対象となる建築物のことである。

   答 ❌  ZEB  出典;国土交通省HP 炭素社会の実現に向け、官庁施設整備においてZEB化を推進!

     解説;Net Zero Energy Buildingの略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにす
            ることを目指した建物のこと。

 4.重要伝統的建造物群保存地区における「修景事業」は、伝統的建造物以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するよう、外観を整備するために行う事業のことである。

    答 ○ 


-一級建築士, 計画
-, , ,