1.メモリーツリー
一級建築士を受験する方を応援するために”メモリーツリー”を作成しました。
学科Ⅱ 設備の空調設備に関する用語で”メモリーツリー”を作成しています。
過去問を配置していますので、出題の傾向と用語の関連を確認することができます。
過去問を解きながら、用語を関連づけることで、より記憶の定着を目指すことができます。
例年、空調設備に関する設問で2問出題されています。
省エネ、エネルギー効率がキーワードになっています。
”メモリーツリー”を活用して得点をゲットしてください。
2.正誤問題⭕️🙅♂️やってみよう
※A4にコピーして利用ください。
3.傾向と対策
ポイント
1.省エネに関する出題頻度が高いです。どちらがエネルギー効率が良いか整理しましょう。
2.空調方式の特徴、メリット・デメリットに関する出題が多いです。
吸収式冷凍機と遠心式冷凍機の比較
比較問題はH28年に1題まるまる出題されています。
その他の年もよく出題されています。
※同一容量で比較した場合
吸収式冷凍機 | 遠心式冷凍機 | |
振動及び騒音 | 小 | 大 |
冷却水量 | 多 | 少 |
機内(冷媒循環系)の圧力 | 低 | 高 |
消費電力 | 少 | 大(多) |
冷水出口温度を低く設定した時のCOP(成績係数) | 低くなる | |
冷媒 | 水 | |
吸収液 | 臭化リチウム | |
運転中 | 機内が真空に近い状態 ↓ 圧力による破損のおそれなし |
省エネにフォーカスした出題がよく出ます!
① 密閉式冷却塔の省エネルギーを図るために、ファン発停制御及びファン回転数制御を行えるようにした。(R3)○
② ナイトパージは、夜間に外気導入を行い、翌日の空調立上げ負荷を減らす省エネルギー手法で、一般に、昼間の 外気冷房よりも低い外気温度まで利用できる。(R2)○
③ 冷却塔フリークーリングは、冷却塔ファンを動かすことなく、冷凍機の冷却水を冷やす省エネルギー手法である。(R2)❌
④ 外気冷房の省エネルギー効果は、内部発熱密度が高い建築物ほど期待できる。(H 28)
⑤ データセンターの空気調和設備の特徴は、「年間連続運転」、「年間冷房」、「顕熱負荷が主体」等であり、計画地の気象条件等によっては、外気冷房や冷却塔フリークーリングが効果的な省エネルギー手法として考えられる。(H 28)○
近年の出題から
令和4年
〔No.12〕 空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.水蓄熱式空調システムは、熱源機器の容量を小さくできるとともに、電力需要の平準化を図ることができる。
答 ○
2.送風機のエネルギー消費量は、同じ風量であれば、接続する長方形ダクトのアスペクト比(ダ クト断面の短辺に対する長辺の比)を小さくするほど大きくなる。
答 ❌
3.変風量単一ダクト方式は、VAVユニットを部屋ごと又はゾーンごとに設けることによって、 個別の温度制御を行うことができる。
答 ○
4.空調機に再熱コイルを設置する場合は、冷房時の部分負荷時において、設定室温での室内の湿度上昇を防ぐことはできるが、エネルギー消費量は多くなる。
答 ○
令和3年
問11
1 空調用水蓄熱槽の利用温度差を確保するために、熱交換器を通過する蓄熱槽からの水量を一定に制御した。
答 ×
2 密閉式冷却塔の省エネルギーを図るために、ファン発停制御及びファン回転数制御を行えるようにした。
答 ○
3 遠心冷凍機の成績係数を改善するために、中間期においては、夏期よりも低い冷却水入口温度で運転できるようにした。
答 ○
4 ガスエンジンから発生する排熱を利用するために、排熱投入型の吸収冷温水機を設置した。
答 ○
今回のドラゴン桜 格言
マルをつける思考法でポジティブシンキングを身につけろ‼︎
自分の環境を全て肯定することで、前向きに考えられる癖がつく‼︎